小倉貴久子と巡る クラシックの旅 Vol.5

シューマニアーナ

ドイツのロマンティックな愛と詩情につつまれて

シューマン夫妻のピアノ協奏曲、ソロ、室内楽、歌曲を当時のスタイルで

2023年2月18日(土)15:00開演 14:30開場

北とぴあ さくらホール

終了しました。

JR京浜東北線王子駅 ・東京メトロ南北線「王子駅」徒歩2分

【演奏】

小倉貴久子〔フォルテピアノ〕

渡辺祐介〔指揮・バリトン〕

シューマニアーナ・オーケストラ〔ピリオド楽器使用〕

【プログラム】

《子供の情景》作品15より〈トロイメライ〉 *

ピアノ協奏曲 イ短調 作品7より第1楽章 ※

オーボエとピアノのための3つのロマンス 作品94より 第2曲 *

ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44より第3楽章 *

《ミルテの花》作品25より〈献呈〉、《二人の擲弾兵》作品49-1 *

幻想曲 ハ長調 作品17より第1楽章 *

《音楽の夜会》作品6より第2曲 ※

ピアノ協奏曲 イ短調 作品54 *

*...ロベルト・シューマン

※...クララ・ヴィーク・シューマン

使用楽器:J.B.シュトライヒャー(1845年製)

名曲の生まれた時代にタイムスリップ!

シリーズ「小倉貴久子と巡るクラシックの旅」いよいよ最終回!

クララの名を織り込んだテーマをもつふたりの愛の結晶ともいえるロベルトの協奏曲と、関連の深いクララの協奏曲を、シューマンと縁あるフォルテピアノで、当時の管弦楽器使用のスペシャルオーケストラと奏でます。室内楽と歌曲、「最も情熱的でクララの深い嘆きの調べ」とロベルトが語った《幻想曲》など... ドイツロマン派のファンタジーの森にご案内します。

小倉貴久子

渋谷クロスFM『音楽マンション プレゼンツ Life with Music』小倉貴久子が出演した2月7日放送分

シューマン夫妻、ブラームスなどドイツ系ロマン派の作曲家と深い関係をもつ楽器

ヨハン・バプティスト・シュトライヒャー Johann Baptist Streicher 1845年製(使用楽器)

ウィーン式(跳ね上げ式)の打弦機構を発明したシュタインの孫で、19世紀前半のウィーンを代表するピアノ製作家。ロベルトもクララも子供時代からシュトライヒャー製のピアノに親しんでいて、ロベルトは「言葉で言い表すことができないほど美しい音色」と絶賛しています。ウィーン式アクションはそのシンプルさゆえの細やかな表現が魅力。発音は明瞭だが、その余韻が重なり合い広がっていくような音色は、芳香でまるで夢のよう!シューマンの幻想的な響きを際立たせてくれます。

 

シューマン夫妻について

ロベルト・シューマンは1810年、ドイツ(当時プロイセン王国)のツヴィッカウで生まれました。書店を経営していた父の影響で文学への造詣も深く、大学では法律を学んでいました。ピアニストを志したシューマンは厳しいピアノ教師フリードリヒ・ヴィークのレッスンを受けるようになり、その娘がクララでした。次第に仲を深めていったふたりですが、フリードリヒはシューマンとクララの結婚に猛反対。妨害されしばらく会えない時期が続きますが、ピアニストとして活躍していたクララは自身のコンサートでシューマンの作品を演奏するなど、ふたりの絆はどんどん強いものになっていきました。およそ3年半にも渡る父の反対を乗り越え、1840年9月、ふたりはついに結婚。シューマンが晩年に入院するまでの14年間を共に支え合いながら過ごしました。


小倉貴久子 フォルテピアノ Kikuko Ogura

東京藝術大学を経て同大学大学院ピアノ科修了。アムステルダム音楽院首席卒業。ブルージュ国際古楽コンクール、アンサンブル部門及びフォルテピアノ部門で第1位及び聴衆賞を受賞。文化庁芸術祭大賞、ミュージック・ペンクラブ音楽賞、ENEOS音楽賞など受賞歴多数。CD録音は50タイトル以上。東京藝術大学及び東京音楽大学講師。シリーズ「小倉貴久子の《フォルテピアノの世界》」など次々と打ち出される企画から目が離せない、唯一無二のピアニスト。

シューマニアーナ・オーケストラ(ピリオド楽器使用)*は、室内楽も演奏する奏者

指揮・バリトン:渡辺祐介

コンサートマスター:若松夏美*

ヴァイオリン:原田 陽*・高田あずみ・山内彩香・高橋奈緒・荒木優子・廣海史帆・佐々木梨花

ヴィオラ  :成田 寛*・丸山 韶・秋葉美佳

チェロ   :山本 徹*・島根朋史

コントラバス:西澤誠治・布施砂丘彦

フルート  :菅きよみ・柴田俊幸

オーボエ  :三宮正満*・荒井 豪

クラリネット:満江菜穂子・戸田竜太郎

ファゴット :岡本正之・村上由紀子

ホルン   :向なつき・伴野涼介

トランペット:野田 亮・金子美保

ティンパニ :井手上 達


主催・問合せ:公益財団法人 北区文化振興財団 tel.03-5390-1221

共催:東京都北区 協賛:越野建設グループ 協力:メヌエット・デア・フリューゲル

後援:北区教育委員会、一般社団法人 全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)、オルケストル・アヴァンギャルド

アクセス

北とぴあ

東京都北区王子1-11-1

アクセス:JR京浜東北線王子駅 北口、東京メトロ南北線王子駅下車徒歩2分

〔お問い合わせ〕(公財)北区文化振興財団

tel.03-5390-1221  https://kitabunka.or.jp/

*車椅子席をご希望の方は発売日より上記お問い合わせ先にてご予約ください(数に限りがあります/S席のみ)。

*未就学児の入場はお断りしております。

*託児サービス(2歳以上の未就学児、1人2,000円)をご希望の方は発売日より2023年2月10日(金)までに、イベント託児・マザーズ0120-788-222(平日10:00〜17:00)へお申込みください(定員に達した場合、早めに締め切る場合もございます)。

*出演者、曲目は変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

*会場内での許可のない写真撮影・録音・録画などはお断りしております。



*当ページの情報は「シューマニアーナ」広報チラシより全文を転載したものです。