小倉貴久子 最近の話題から

詳細は活動の記録のページまで


News(2023.9.8)

 

小倉貴久子《フォルテピアノの世界》第9回 プレイエルで聴く プレリュード 〜J.S.バッハとショパン〜

 

《フォルテピアノの世界》第9回公演が終了しました。プレイエルのフォルテピアノで、美しく味わい深い時間をみなさまとともに過ごしました

J.S.バッハを研究しながらショパンがマジョルカ島で完成させた《24のプレリュード》は、悪天候の嵐の中でのショパンのインスピレーションが作品に流れていますが、昨日は台風の中、そんな情景がリンクしてしまうようでした。アンコール時には外は穏やかな夜になり、ショパンとバッハのフーガを演奏して演奏会を閉じました。

J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻より プレリュード全曲

F.ショパン:24のプレリュード 作品28

小倉貴久子《フォルテピアノの世界》


News(2023.8.26)

 

珠玉のひととき in Obuse[小布施音楽祭]

 

葛飾北斎のダイナミックな絵画のある標高350mの小布施の北斎ホールでの演奏会。

ピアノとチェンバロを使い、オーボエの吉井瑞穂さんと、フルートの柳原佑介さんと楽しいコンサートになりました。

 


News(2023.7.20)

 

ムジカノーヴァ8月号 

 

ムジカノーヴァ8月号の特集は《子どもに教える きほんのアーティキュレーション》

小倉貴久子はこの特集の5ページを割き〈18世紀の大作曲家から学ぶアーティキュレーションの教え方〜フレーズとリズムを感じる力を身につけて〉というタイトルで記事を書きました。

「アーティキュレーションとフレージング」「リズム感(拍節感)」「大作曲家の指導法」「レッスン現場での指導法」と項目を立て、さまざまな側面からアーティキュレーションについて考察していく記事になっています。


News(2023.7.17)

 

〈第5回フォルテピアノ・アカデミーSACLA〉閉幕!

 

大宮のレイボックホール小ホールでのプレコンサートに引き続き、15日からは打弦鍵盤楽器に特化したアカデミーが開幕。

18名の受講生、各日40名の聴講生がどっぷりとフォルテピアノに浸る真夏の祭典が始まりました。

まずはオリエンテーションで、華奢なフォルテピアノの特徴を体感。続いて2つの部屋に別れて、小倉貴久子とゲスト講師の川口成彦の熱いレッスンが受講生を対象に行われ、受講生にはまた4つのスタジオで4つの異なるフォルテピアノで練習する機会が与えられました。最初はとまどいの多かった受講生も3日間で大きく成長してくれました。

各日のお昼過ぎには〈レクチャー〉が各講師より、そして中日には、フォルテピアノ製作・修復家の太田垣至のワークショップが開催されました。フォルテピアノについての事前アンケートが30通以上届くという関心の高さを満たすワークショップの終了後も興奮が冷めず、太田垣さんのまわりには質問をする人が列をなしていました。

今年は懇親パーティーも開催され、レッスンでは得られない裏話的な楽しいお話しでテーブルが盛り上がっていました。

そして各日の最後には聴講生を対象にした体験ワークショップが行われました。5台のフォルテピアノに触れられるチャンスは、このアカデミーの大きな目玉のひとつで、短い時間に多くを体験しようと聴講生が集いました。

熱心な参加者のみなさんのおかげで、今年も充実の大成功のフォルテピアノ・アカデミーになりました。

来年も同じ会場で第6回の開催を予定しています。

詳しくは、フォルテピアノ・アカデミーSACLAのページをご覧ください。


News(2023.7.14)

 

〈第5回フォルテピアノ・アカデミーSACLA〉プレコンサート

 

大宮のレイボックホールで7月14日に開幕した〈第5回フォルテピアノ・アカデミーSACLA〉。まずはプレコンサートが小ホールで開催されました。

2台のフォルテピアノによるショパンピアノコンチェルト〜ショパンが愛したウィーンの楽器J.B.シュトライヒャーとパリで愛奏したプレイエルの美しい響きで〜

ショパンゆかりの2台のフォルテピアノが舞台上に並び、アカデミーでゲスト講師をつとめる川口成彦とともに、ショパンのピアノコンチェルトを2台フォルテピアノ版でお届けしました。場内ほぼ満席のお客さまにお集まりいただき、華やかにアカデミーの幕が開きました。


News(2023.6.24)

 

クリス・マーネミュージアム コンサート

 

ベルギーのクリス・マーネミュージアムでコンサートを開催しました。

キッチンで造ったゆえキッチンピアノと云われる、スタインウェイ第1号(1836年)のレプリカ(マーネ製作)を使用。

ヴォジーシェクとシューベルトの即興曲とソナタを演奏しました。

演奏曲目の詳細は活動の記録のページまで。


News(2023.6.18)

 

音楽家の本棚(音楽の友7月号)

 

【音楽の友7月号】の連載「音楽家の本棚」Vol.4に小倉貴久子が登場。インタビュアーの後藤菜穂子さんといろいろな話で盛り上がっています。


News(2023.6.13)

 

ベートーヴェンとホルン 第2部 コンサート(日本ベートーヴェンクライス特別例会)

 

〈ナチュラルホルンアンサンブル東京〉との《日本ベートーヴェンクライス 特別例会》コンサート〜19世紀初頭の響き〜

とっても楽しく盛り上がりました!

ブロードウッドのフォルテピアノと、ナチュラルホルンの相性も良く、当時作曲家がナチュラルホルンの凸凹した、でもあったかい響きに夢中になって曲を作ったんだなぁ〜ということを実感。

6人のホルン奏者のみなさまとのコンサートは、大学時代、たくさん管楽器の友達の伴奏して、藝大の4階・管楽器部屋に入り浸っていた日々を想い出させてくれました!

曲目詳細は「活動の記録」のページをご覧ください。


News(2023.6.12)

 

トマシュ・リッテルピアノ・リサイタル 第2部 プレゼンテーション

 

北とぴあで、第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールで第1位のトマシュ・リッテルのリサイタル。小倉貴久子は第2部で、プレイエルとスタインウェイを用いて、「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」の弾き比べなど、プレゼンテーションをしました。

終演後は、リッテルくんと並んでサイン会!


News(2023.5.24)

 

現代ピアノで古典派を「らしく」弾くヒント

 

ピティナ熊谷さくらステーションにおじゃまして、ピティナ・ピアノ・セミナー【現代ピアノで古典派を「らしく」弾くヒント】〜ソナチネ・モーツァルトソナタなどの古典派を弾くポイント〜の講座をしてきました。ピアノの先生方の真剣に学ぶ姿勢に、私も刺激を受けます。

そして講座準備での調べ物では、いつも新たな発見や学びがあって、時間が足りない〜


News(2023.5.21)

 

ピティナ・ピアノステップ トークコンサート

 

熊谷文化創造館「さくらめいと」で行われたピティナ・ピアノステップとトークコンサート。80名の演奏を聴かせてもらいながら、お昼にはミニコンサートをお届けしました。ピアノはベーゼンドルファーで楽しく演奏しました。


News(2023.5.20)

 

スペシャル・インタビュー(レコード芸術6月号)

 

レコード芸術6月号の特集は《鍵盤楽器大博覧会2023》と銘打たれた鍵盤楽器の大特集。特集の表紙の写真は、もはやシャープキーが白!

スペシャル・インタビューに小倉貴久子が登場し、4ページにわたって「ピリオド楽器」について語っています。

〈運命を方向づけたピリオド楽器との出会い〉〈「不安定さ」は音楽の大切な要素のひとつ〉〈ピリオド楽器が伝える作曲家からのメッセージ〉〈均質性とは別の魅力を備えた多様性に富んだ楽器たち〉というテーマでお話をしています。

文章にしてくださったのは、飯田有抄さんです。


News (2023.4.29)

 

日本ピアノ教育連盟山陽支部講座〈古典派の語法〉

 

 日本ピアノ教育連盟山陽支部主催の【古典派音楽の語法】講座、あっという間の2時間。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンのソナタを1曲ずつ取り上げて、現代ピアノで弾き語りをしながらレクチャーしました。

 

 

News(2023.4.22, 23)

 

ライブラリーサロン華宮 オープン記念 小倉貴久子 マチネコンサート ベートーヴェン孤高の後期ソナタ

 

名古屋八事興正寺に新しくできた〈ライブラリーサロン華宮〉のオープン記念コンサートにお招きいただきいました。2日間にわたり、ベートーヴェン最後のソナタ3曲を、このサロンに備えつけられたベヒシュタイン1916年製のピアノで演奏しました。

多くのお客さまにお越しいただき、素敵な思い出ができました。大きなお寺の美しいサロンとピアノで、夢のような午後になりました。


News (2023.4.12)

 

東博でバッハ vol.64 神田寛明(フルート)&小倉貴久子(チェンバロ)

 

東京・春・音楽祭の〈東博でバッハ〉シリーズにフルートの神田寛明さんとともに出演しました。J.S.バッハの真作のフルートソナタを4曲と無伴奏パルティータ、そして小倉貴久子はソロでニ長調のトッカータを演奏しました。

小倉貴久子にとって久しぶりのチェンバロで、神田寛明さんの美しいフルートと共にJ.S.バッハの世界を満喫。素敵な春の宵となりました。

 


News (2023.3.21)

 

小倉貴久子《フォルテピアノの世界》第8回〜ベートーヴェン 孤高の後期ソナタをシュトライヒャーで〜 

 

フォルテピアノの最弱音まで表情の機微を美しく伝えてくれるヤマハホールでの《フォルテピアノの世界 第8回》が終演しました。
音楽の内奥へと。集中してお聴きいただいたお客さまと共に、最高の時間を過ごすことができました

ベートーヴェンが到達した宇宙に聳える独立峰のような後期3つのソナタの神秘の世界。このようなコンサートができたことに、ただただ深い感謝を感じています。


News (2023.3.17)

 

NIKKEI ART ACADEMIA フォルテピアノとクラヴィコードの世界 ハイドンとモーツァルト

 

日本ピアノ教育連盟主催の講座〈ピアニスト 小倉貴久子 Vol.1 フォルテピアノとクラヴィコードの世界 ハイドンとモーツァルト〉の動画が、NIKKEI ART ACADEMIAのサイトで有料で視聴できるようになりました。

ぜひご覧いただければと思います。こちらまで。


News (2023.2.18)

 

小倉貴久子と巡るクラシックの旅 Vol.5《シューマニアーナ》

 

北とぴあの小倉貴久子のシリーズ第5回はシューマン夫妻に焦点を当てた《シューマニアーナ》。

ロベルトとクララのピアノ協奏曲。ピアノ五重奏曲から、オーボエとピアノのための3つのロマンスから、歌曲〈献呈〉と〈二人の擲弾兵〉。そしてピアノソロで〈トロイメライ〉、〈幻想曲 ハ長調〉より第1楽章。またクララの〈ノットゥルノ〉を演奏しました。

指揮の渡辺祐介さんと室内楽を演奏してくれたソリストのみなさま。そしてシューマニアーナ・オーケストラのみなさまと情熱的でロマンティックな演奏ができて大変な幸せ感に包まれた演奏会になりました。

シリーズ〈小倉貴久子と巡るクラシックの旅〉


News (2022.12.20)

 

ムジカノーヴァ 2023年1月号

 

「第4回フォルテピアノ・アカデミーSACLA」から、バッハやモーツァルトを弾くときに知っておきたい〈18世紀の表現〉後編がムジカノーヴァ誌上で繰り広げられています(12月号の続き)

Point3は「時間の幅」、Point4は「キャラクターの変化」

一本調子にならないように、拍節感を持たせつつ時間の幅を変化させる。譜例たっぷりの誌面から「18世紀の表現」を学び取ってみてください!

取材・文は中嶋恵美子さんによるものです。


News (2022.12.14)

 

小倉貴久子《フォルテピアノの世界》第7回

 

 《フォルテピアノの世界》第7回は、ヴァイオリンの岡本誠司さんとともに「ドイツロマン派のヴァイオリンとフォルテピアノのための作品〜クララ&ロベルト・シューマン、ブラームス、ヨアヒム〜」をシュトライヒャーのピアノでお届けしました。

岡本誠司さんの素晴らしいヴァイオリンと共に、美しいファンタジーとメルヘンの広がる世界を堪能。幸せな夜になりました!

お越しくださいましたみなさま、ありがとうございました。

プログラムの詳細は活動の記録のページまで。


News (2022.12.6)

 

第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール 参加希望者のためのワークショップ

 

来年開催される〈第2回ショパン国際ピリオド楽器コンクール〉に向けて国立ショパン研究所の主催するワークショップが、タカギクラヴィア松濤サロンで開催されました。

出演は小倉貴久子と第1回コンクールの入賞者・川口成彦、そしてフォルテピアノ製作家の太田垣至。

ショパンのピリオドスタイルに基づく演奏法の解説。Pleyel 1843の実演。3人での対談(第1回コンクールの振り返り、コンクールに登場する楽器についての解説、予備審査のビデオ制作のノウハウなど)興味深い尽きない話に続き、参加者によりPleyelの試弾コーナーでは、小倉・川口によるアドバイスがあり、大変充実した会になりました。


News (2022.11.20)

 

ムジカノーヴァ 2022年12月号

 

「第4回フォルテピアノ・アカデミーSACLA」から、バッハやモーツァルトを弾くときに知っておきたい〈18世紀の表現〉前編、というタイトルで、誌上レッスンが繰り広げられています。

Point1は「子音をはっきりさせる」、Point2は「子音とアーティキュレーション」

隙間をうまく使っておしゃべりをするように古典派の曲を演奏すると音楽が生き生きとしてきます。譜例たっぷりの誌面から「18世紀の表現」を学び取ってみてください!

取材・文は中嶋恵美子さんによるものです。


News (2022.11.5)

 

下總皖一音楽賞 受賞者コンサート 2022

 

令和3年度 下總皖一音楽賞(音楽文化発信部門)受賞を受け、受賞者コンサート2022〜多彩な音楽との出会い〜に天沼裕子さん、松本美和子さん、直井研二さんと並んでステージを務めました。

小倉貴久子はトップバッター。シュトライヒャーピアノで、シューマンプログラム(「子供の情景」・「謝肉祭」)を演奏。

埼玉県民のみなさんとすてきな美しい秋の午後をともに過ごすことができて幸せでした。


News (2022.10.23)

 

ベートーヴェン&チェロ作品

 

日本ベートーヴェンクライス2022年10月例会は〈ベートーヴェン&チェロ作品〉。

鈴木秀美さんの企画・構成・お話で、チェロ・ソナタ第1番 作品5-1の実践的徹底分析と演奏、交響曲第1番におけるチェロの用法についてのレクチャーでした。

ほかにヘンデルの『マカベウスのユダ』の「見よ、勇者は帰る」の主題による12の変奏曲 ト長調 WoO45をお届けしました。

当日演奏会のハイライト動画


News (2022.9.24)

 

ショパンの生きた時代 〜当時のピアノとタイムスリップ!〜

 

〈日本ショパン協会中部支部 第90回例会〉は、三重県菰野に昨年オープンした〈菰野ピアノ歴史館〉で行われました。当館に所蔵されている楽器7台を用いて下記の作品をレクチャーしながら演奏しました。*が使用楽器。

*ブロードウッド(スクエア)

ショパン:ポロネーズ ト短調、オギンスキ:ポロネーズイ短調

*ブロードウッド(フリューゲル)

フィールド:ノクターン ハ短調、ショパン:ノクターン 変ホ長調 Op.9-2

*プレイエル(アップライト)

カルクブレンナー:24のプレリュード op.88より第1、2曲、J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻より第1番、ショパン:24のプレリュード Op.28より第1、2曲

*J.B.シュトライヒャー

フンメル:24のプレリュード op.67より第1、2、3曲、ショパン:マズルカ イ短調 Op.7-2

モーツァルト:転調するプレリュード へ長調

*エラール

ショパン:英雄ポロネーズ 変イ長調 Op.53

*ハイツマン

ショパン:別れのワルツ 変イ長調 op.69-1

*ベヒシュタイン

ショパン:バラード 第1番 ト短調 Op.23


News (2022.9.20)

 

コンクール課題曲にチャレンジ!〜フンメル《小さなロンド》〜

 

ムジカノーヴァ10月号の「第24回コンクール課題曲にチェレンジ!」に選ばれた曲は、フンメル《小さなロンド》。

小倉貴久子が、譜面に書き込みつつ解説を試みています。

フンメルの時代の楽器の特性について触れながら、彼が書き分けている2種類のアクセントの違いや、指先の鋭敏なタッチの重要性についてなど解説しています。


News (2022.9.9)

 

講義〈ソナチネをめぐって〉

 

東京音楽大学で「ソナチネをめぐって〜18世紀に作曲されたソナチネの当時の鍵盤楽器の紹介や演奏習慣について〜」というタイトルで、チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ、スタインウェイを演奏しながら講義をしました。


より以前の小倉貴久子の活動については「活動の記録」のページで紹介しています。