浜松市楽器博物館 コレクションシリーズ16

シューマン夫妻の室内楽 〜クララ・ヴィーク:ピアノ協奏曲/ロベルト・シューマン:ピアノ五重奏曲 伝グラーフ・ピアノによる

フォルテピアノ:小倉貴久子、ヴァイオリン:桐山 建志、藤村 政芳、ヴィオラ:長岡 聡季、チェロ:花崎 薫、コントラバス:笠原 勝二

 

収録曲:

クララ・ヴィーク(シューマン):ピアノ協奏曲 イ短調 作品7「ドイツ初版に基づく弦楽五重奏伴奏付き」

ロベルト・シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44

クララ・シューマン:協奏曲楽章 ヘ短調(J.de べーンハウワーによる復元稿、桐山建志によるピアノ六重奏編曲)

使用ピアノ:伝コンラート・グラーフ 1819〜20年? ウィーン

録音:2008年3月2日 ライヴ録音 第一生命ホール 発売:2008年10月

企画・制作:浜松市楽器博物館

録音・製作:コジマ録音

協力:静岡文化芸術大学、NPOトリトン・アーツ・ネットワーク

解説:小岩信治、平野 昭、中山 真 English notes enclosed

LMCD-1868 3,190円(税込価格)

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CD:浜松市楽器博物館 コレクションシリーズ16 シューマン夫妻の室内楽 〜クララ・ヴィーク:ピアノ協奏曲/ロベルト・シューマン:ピアノ五重奏曲 伝グラーフ・ピアノによる

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このディスクは、ドイツの古楽情報誌"CONCERTO"224号で紹介されました。レコード芸術2021年11月号の特集〈新時代の名曲名盤500〉でR.シューマン「ピアノ五重奏曲」が第8位に選出されました。

[アルバムに寄せて 小倉貴久子]

 シューマンの音楽には私的な文学のロマンチジスムが湛えられ、幻想的で異空間に我々を誘うかのような独特の世界があります。私も学生時代、シューマンと夢の中でまで語らい没頭していました。今回、共にシューマンに熱い想いを寄せる弦楽器奏者たちと当時の楽器を用いてディスクに残すことができました。クララの協奏曲は、あまり演奏される機会のないものですが、当時のヴィルトゥオーゾ的演奏スタイルが彷彿とされる超絶技巧とパッション溢れる魅力的な作品です。たった16歳で作曲したなんて驚きです!ここで聴かれるロマンティックフォルテピアノは約180歳。歴史の荒波の中をその時々の価値観に姿を変えながら生き続けてきました。このコンサートに向け、生まれたころの音に戻そうと、調整を重ねました。作者についてや経緯にミステリーがありますが、19世紀の空気を知っていたフォルテピアノは、現代のピアノが失ってしまった香り、色彩感を持っています。豊かなロマン派、室内楽の世界をお楽しみください。