小倉貴久子 活動の記録

2000年

○1月11日 調布市文化会館たづくり 

オーケストラ・シンポシオン 諸岡範澄(指揮) 第7回定期演奏会

モーツァルト:クラヴィーア協奏曲 第20番 ニ短調

●2000年2月20日放映 テレビ朝日 

新題名のない音楽会 ~ピアノとピアノ音楽の歴史(1)~

 渋谷公会堂のステージにチェンバロからショパン時代のピアノまで、計5台のピアノを並べ、時代順に全ての楽器を小倉貴久子が演奏しました。武田鉄也さんと加波沢美濃さんの司会。ピアノの提供者、山本宣夫さんのお話しと共にピアノと作品との関わりが興味深く紹介されました。

 ベートーヴェン作曲ピアノソナタ作品106「ハンマークラヴィーア」の1,2楽章と3,4楽章との想定されていた楽器が異なることを、各々の楽章でベートーヴェン想定していた楽器を演奏しながら実証してゆきました。

演奏された曲目と使用楽器

チェンバロ

 J.S.バッハ:フランス組曲 第5番 より「ガヴォット」

J.A.シュタイン 1790年頃

 W.A.モーツァルト:「美しいフランソワーズ」による12の変奏曲より

M.A.シュタイン 1820年頃

 L.v.ベートーヴェン:ピアノソナタ 変ロ長調 作品106「ハンマークラヴィーア」第1楽章より

J.ブロードウッド 1820年頃

 L.v.ベートーヴェン:ピアノソナタ 変ロ長調 作品106「ハンマークラヴィーア」第4楽章より

I.プレイエル 1846年

 F.ショパン:マズルカ

◯2000年5月30日 ユーロ・ピアノ・コングレス2000 テアトロ・コムナーレ(カヴァレーゼ/イタリア)

 ヨーロッパのピアノ技師や調律師の会議「ユーロ・ピアノ・コングレス」にピアノの発明者、バルトロメオ・クリストーフォリのグラヴィチェンバロ コル ピアノ エ フォルテの復元楽器を完成させた山本宣夫さんが楽器と共に招かれました。

 小倉貴久子は演奏者として参加。みなさんに暖かく迎えられました。写真は終演後の拍手に応える小倉貴久子(上)。

ジュスティーニ:ソナタ ホ短調、マルチェッロ:ソナタ ト短調、スカルラッティ:ソナタ 他

☆2000年10月14日 東京文化会館 小ホール

シリーズコンサート音楽の玉手箱 Vol.3 ~古楽器によるモーツァルトの室内楽~

共演者:高田あずみ(ヴァイオリン)、桐山建志(ヴィオラ)、坂本 徹(クラリネット)、松岡陽平(チェロ)

 ソロ、デュオ、トリオ、カルテット。4つの異なる形態のアンサンブルをバラエティー豊かにお届けした「音楽の玉手箱Vol.3」では、ウィーン時代の充実したモーツァルトの室内楽作品を豪華なメンバーで演奏しました。

[オール・モーツァルトプログラム] 

ソロ

 プレリュード(ファンタジー)とフーガ ハ長調 K.383a

デュオ

 ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 ト長調 K.423

トリオ

 クラヴィーアとクラリネット、ヴィオラのための三重奏曲 変ホ長調 K.498「ケーゲルシュタット・トリオ」

カルテット

 クラヴィーアとヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための四重奏曲 ト短調 K.478

飛び入り デュオ

 2本のホルンのための12の二重奏曲集より第8番 変ホ長調 K.496a

 ホルン 塚田 聡、日高 剛

アンコール

 ホルン奏者も併せた出演者全員で魔笛から第2幕のパパゲーノのアリアを演奏しました。

○11月22日、23日 近江楽堂 

大西律子 小倉貴久子 モーツァルトヴァイオリンソナタ集

共演者:大西律子(ヴァイオリン)

モーツァルト:クラヴィーアとヴァイオリンのためのソナタ KV301~306&KV296

 

○12月14日 東京文化会館小ホール

日本モーツァルト協会定例会 「モーツァルトとその時代」 第10回 L.A.コジェルフ

モーツァルト:プレリュードとフーガ ハ長調 KV394 (383a)、ファンタジー ハ短調 KV475、クラヴィーアソナタ ハ短調 KV457、L.コジェルフ:クラヴィーアソナタ ハ短調 作品2-3 他

 

○12月24日 スペースクリストーフォリ堺

スペースクリストーフォリ演奏会

ベートーヴェン:クラヴィーアソナタ ホ長調 作品109、変イ長調 作品110、ハ短調 作品111